雪恋〜ゲレンデで恋して〜
「毎年見てるけど、いつ見ても感動する。」

そういうシンくんの顔はホントにかわいい少年のようだった…


あたしはこの時、確信した。



シンくんがスキだって…



急に、シンくんに髪をクシャクシャっとされた。


「えっ、何?」


驚いて聞くあたし。


「なんとなく(笑)遥ちゃんて、ちっこくて撫でやすいから(笑)」


「なにそれ…」


と返しながらも、自分の気持ちに気づいてしまったら、今まで以上にドキドキしてしまう…


それがバレないように、あたしは花火を見た。


花火も終わり、ライトアップも再開。宿の電気も明るくされた。


「愛菜たちそろそろ帰ってくるかな。」


そういうあたしに、シンくんは、


「どうだろなぁ…まだ帰ってこないんじゃん?」


何、その意味深発言。


「何?早く帰ってきてほしい?俺と2人は嫌なわけ?」


と聞かれ、


「いやいや、そういうわけじゃなくて…」


どもってしまう。


「冗談!でもあいつらはもうちょい帰ってこないかもな〜。それまで俺で我慢して(笑)」


そんな笑顔で言われたら…
2人でいれるのは嬉しいけど…

ドキドキする。


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