雪恋〜ゲレンデで恋して〜
「ところで…遥は?2人でいたんでしょ?シンくんと♪」


今度は愛菜がニヤニヤしながら聞いてくる。


「愛菜…キモい」


さっきのお返し(笑)


「うるさい!!で?」


「うん…色々話したよ。あと、明後日またボード教えてもらう約束した。」


「すごいじゃん♪で?」


で?と言いますと?
やっぱり言っとくべき?

「うん…シンくんの事好きになったと思う…」


「思う?」

「思うっていうか…好きだと確信しました。」

なぜか敬語のあたし…


「そっかぁ♪ってかやっと気づいたんだね。自分の気持ち♪」

そう愛菜に言われる。

「やっと?」

「うん、やっと!遥、わかんないって言ってたけど、最初から恋する乙女の顔になってたよ♪だから、やっと気づいたかぁ〜と思って」

「そうだったの?確かにカッコイイとは思ってたけど…」

「自分では気づかないもんだよね。遥も頑張ってシンくんゲットしな♪」


愛菜にそう言われたけど…あたしなんかシンくんと釣り合わないしな…

密かに想うのは勝手だよね…

そんな話をして、愛菜は明日休みでボードをするらしいし、あたしはバイトなので、眠りについた。


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