青春最強ストレート!
回想しながら、一度ベンチに座ってバッティンググローブを取る。俺の次に打席に入った一年が、サードフライを打った。
「ねぇ」
「え」
振り向くと、うちの制服を着た奴が立っている。見ない顔だから、一年生か。
「テイクバック」
「…え?」
「だから、お前のフォーム。綺麗だし力もあって思わず見とれちゃうくらいなんだけど、なんかワンテンポおかしい。ステップかとも思ったけど、違った。無理矢理タイミング合わせようとしてバット出してるから、ミートが前になってる。だから左に飛ぶんだ」
「ねぇ」
「え」
振り向くと、うちの制服を着た奴が立っている。見ない顔だから、一年生か。
「テイクバック」
「…え?」
「だから、お前のフォーム。綺麗だし力もあって思わず見とれちゃうくらいなんだけど、なんかワンテンポおかしい。ステップかとも思ったけど、違った。無理矢理タイミング合わせようとしてバット出してるから、ミートが前になってる。だから左に飛ぶんだ」