Smoke ♥ Kiss
あ、泣きそう。
うぅ、これまで何事も無く平穏な日々を過ごしてきたのに、どうしてこんなことになっちゃったの....?
「そーゆー目は...反則だろ」
「....や、だもん」
先生は一瞬困った顔になって、あたしの肩を抱き寄せた。
「そそられるけど、何も出来なくなるじゃん」
優しく頭を撫でられる。
「....やっぱり、キスもダメ?」
なんだろう、このとき、
章クンのときと違って、
「キスしたい」って、思っちゃったの。
慌てて心の中で訂正しようとしたけど、それすら出来ないくらい.....。
気付いたの。
先生が、好き――――。