Smoke ♥ Kiss



学校に着いてすぐ、職員室に呼び出された。
.....先生から。


染み付いたコーヒーの香りに顔をしかめかけて、やめた。

先生と、目が合った。



「おぅ。....校舎裏でもいいか?」

あたしはただ、声も出さずに頷いて、付いていった。


涙が出そうなほど苦しいのは、何かがつっかえてるからだ。
そうでしょう、先生?


じっと見つめる背中が遠く感じた。









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