白い蝶々
白い蝶々
父が亡くなり通夜、告別式が終り親戚のお姉さんが言いました。
『昔から誰か近い存在の人が亡くなったら白い蝶々見るんよ。おじさんも蝶々になってまた会われへんかな』

それを聞いて初七日に自宅の中で白い蝶々を一度見ました。
なぜだか安心しました。

幸福の木を買って今部屋に置いてあります。

きっとやり方が悪いと天国で怒っていると思います。
私は死んでしまった父が大好きです。
顔は恐いと皆にびびられても誰よりも花を愛して、お酒もタバコも体に入れ過ぎ、限界を知らない仕事に真面目な父は世界一カッコイイおとんだと思います。
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