アイドルになら殺されてもいい!
小言
何気ない夕食の風景。



おとんは阪神タイガースの中継に夢中。
だが今日も劣勢で渋い顔。



そんなおとんにおかんは夕食の知らせができたことを知らせる。





そんな中俺は
部活で流した汗をシャワーで洗い流している。




「もう!サッカーボールちゃんとかたずけてよ!
邪魔でしょ!」



口うるさいおかんが
風呂の扉越しにそう言ってくる。



「はいはい…わかりましたよ」


シャワーが俺の頭を
激しく打ちつける中、俺はそう呟いた。



この情景。



言葉で言い表すならば
まさに「何気ない」という言葉が


ぴったりと当てはまると思う。
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