黒王子と銀の姫
「ク、クリム! ど、どうして!? 私、一体・・・」

あたふたと上半身を起こしかけたが、強引にベッドに押しもどされた。

「お前なあ、イリア様にさんざん心配かけて、何にも覚えていないのか?」

言われて周囲を見回したけど、イリアの姿はどこにもない。





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