冗談じゃない!~ヤンキー先生と秘密のⅩゲーム~
商店街の、にぎやかな空気が流れ込んでくる中、十神は走りだした。
冬野のもとに。
「冬野!お前、まだそいつのこと好きなのか?!」
人の目も気にせず、大声で叫ぶ。
長めの茶髪がなびく。
振り向く冬野。
そして、ためらいがちに頷いた。
その距離10メートルあるかないかというのに、十神また叫ぶ。
「相手も、お前のことまだ好きだと思う!」
その間5メートル。十神は立ち止まった。
「何を根拠のないことを。」
冬野が叫ぶ。
「あるよ。俺、ずっと冬野が好きだ。相手、俺なんだろ!」
冬野は、ついに涙を流した。
「………っ」
歩きだした十神
その間3メートル