『携帯彼氏』の災難!?
「今日は早目に休むか」

起き上がるぐらいには回復出来た。

「あっ、それでは準備を…」

「いや、今夜はハズミと二人にさせてくれないか?」

そう言うと三人は不安そうな顔になる。

「ちょっと話し合いたい。何、終われば声をかける」

「…分かりました」

カエデの了承を得たので、私はケータイを持って、自室へ入った。

『…話しって?』

ハズミの表情は、先程から暗い。

私は座椅子に座り、テーブルにケータイを置いて、ハズミと向かい合う。

「いや、ちょっとな。お前の方が私に聞きたいことがあるんじゃないかと」
< 45 / 92 >

この作品をシェア

pagetop