【短】愛鍵。
あの合鍵は魔法のアイテムだったのかな?


魔法のアイテムを無くしたらまこちゃんはあたしから離れて行ったよ。


…だったら、もっともっと大切にすれば良かった。


ナツキになんか貸さなきゃ良かった。


カラオケなんか行かなきゃ良かった。


すべてはあたしがした事。


あたしがすべてをなくした。


後悔が胸の中をグルグル回る。


家に着くとすぐに自分の部屋に入った。


ボスンと大きな音を立てて沈むあたしの体と同時なあたしの心も沈んで行った。


気が付けばすでに夕日は沈んでいて、窓の外はもう真っ黒だ。


瞬く星を眺めてあたしはゆっくり目を閉じた。


さっきのまこちゃん達を思い出しては涙を流し


そのままゆっくり夢の中に落ちた。



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