僕がジゴロでいる理由
3.月曜日の恋人②
 俺のお袋は、俺が10歳の時買い物に行った。
でも、まだ帰って来ない。
俺は考える。
どこに、何を買いに行ったんだろう?と。
俺は俺の心を摑んでくれる女に未だ会ってない。
たぶん、これからも、現れないだろう...
きっと、きっと...
 恵子と別れ、俺は真由美に向かった。
真由美との付き合いは3ヶ月。
俺は真由美に洋服屋で逆ナンされた。
真由美の情報:
・AB型・168センチ
・背が高くモデル系
・現在専門学校(ネイリスト)
・彼氏いない歴(不明)
・母がクラブ3件経営
・自己中のわがまま女
真由美はごらんの通り、外見だけだ。
でも、なぜか心に傷をもつ。
きっと、父親がいないせいか?
でも、父親とも、1月1回は会ってると聞く。
 真由美との待ち合わせは、ファーストフード店。
いつも、コーラとポテトLサイズを食べている。
俺は、真由美には気を全く使わない。
なぜなら、こいつは性悪でプライドが高い。
この手の女は、適当でいい。
あっいた。また、携帯片手にポテト食べてる。
「おまち~^^」と言う。
「ジン今日なんかダサい~」と真由美。
いきなり駄目だしかよ~。
「じゃあ、お疲れ。」帰ろうとする俺に、
「うそうそ~^^」真由美が手をつかむ。
全く毎度、ワンパターンだ。
「今日俺、疲れ気味だけど、何処行く?」
「もちろん、あそこ。」真由美ニヤケル。
 結局、肉体労働をさせられた...
あいつは、やっぱり小悪魔だ。
 家に着いた。ほっとするこの一瞬。
俺の家は、海辺の近くのアパート。
波の音がし、2階の窓から海が見える。
そして、月夜はすばらしい景色となる...
俺は月が好きだ。妖艶な月が。
そして月を見ると、こう思う。
あそこまで、お袋買い物行ったんだと・・・


















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