キミガイタ120日
「お前、いい加減にしろや。どうせ死ぬんだったら同じだろ?」
「同じじゃねぇよ。今まで当たり前だった人達が、すごく大切に思えて、…毎日がすごく大切になって、…」
なんでかな、こんなときに、今まで気付けなかった自分の気持ちが知らぬ間に言葉になって溢れだす。
「ツバサとシュウとヤス、それからタクヤ。みんなで校内統一やり遂げて、あたしは笑ってこの世から去ってきてぇんだよ!!!」
「そんなの俺がいるかぎりできるわけねぇだろうが。調子こいてんじゃねぇや!」
あたし、負けない、…
絶対、こいつには負けたくない!
こんな奴に負けてたまるか!
「あたし、何言われようと、何されようと、絶対諦めない!」