未来のない優しさ
友美先生が書いた診断書を携えて、退職の手続きを進めた健吾の弁護士としての本領発揮…。

体調がおもわしくない事による退職は、私にとっては情けないくらいあっけなく決まって。

正直複雑…。

10年以上必死に働いてきたプライドとどう折り合うのか…

築いてきた人間関係を捨てなきゃいけないんだろうか…

なんて悩みや不満はあるけれど、実際は退職するのが現実的な決断。

体調以上に大切な仕事はないし…。

事故の後健吾と離れていた時間を取り戻したい気持ちが何より大きくて、
プライドも不満も捨てられるって確信もあるから。

「健吾も私もこうするのが一番いいって思ってるし」

と笑って言い切れる。
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