赤い蝶々
見た目がましになった頃に店に出勤。
店に借りた分と当面の生活費を貯め引退した。

引きこもりがちになり部屋から出られない。

ある日暑くて目が覚める。
体中に湿疹が出来ている。
肌は爛れ髪が顔の湿疹を触る。
カチューシャで髪をあげ一つにまとめる。

楽になるのも始めだけ。

一時間後頭が痒い。
かけない。
我慢。
その繰り返しで私は戦った。
体が痒いという痛みのSOSは私には辛いという痛みを教えた。

大好きな化粧もできない。
親友に言われた

『あんたは強いよ』
が私を強くしていた。

さっきまで頑張ると決めても痒くなれば
頑張れに変わる。

自分の病気に対する心の脆さで更に弱い自分が出来る。

自分に弱くさせられてまいってる時に彼から会いたいメール。
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