秘密な契約と掟破りな愛【続】
「……慎矢…さん?どうして…処分…?」
「いらなくなったからに決まってんだろ」
「………いらないって……どうして…?これは、私の為に……」
「…………悪い」
悪いって…何?
どうして謝るの…?
謝られるのって…一番こたえるのよ…?
「す、捨てられる訳ないじゃない。こんな高価な物。もしかしたら…必要になる時が来るかも…しれないし……」
「………お前が処分出来ないなら、俺がしておく。置いといてくれ」
何で……どうして……?