秘密な契約と掟破りな愛【続】

「……慎矢…さん?どうして…処分…?」


「いらなくなったからに決まってんだろ」


「………いらないって……どうして…?これは、私の為に……」


「…………悪い」



悪いって…何?


どうして謝るの…?


謝られるのって…一番こたえるのよ…?



「す、捨てられる訳ないじゃない。こんな高価な物。もしかしたら…必要になる時が来るかも…しれないし……」


「………お前が処分出来ないなら、俺がしておく。置いといてくれ」



何で……どうして……?



< 138 / 250 >

この作品をシェア

pagetop