STRAWBERRY
「よっ。」
「何でここにいるの?」
「何でって
聞きにきたに決まってるだろ」
そっか…
「じゃまたな。」
「えっちょっと…!」
…行ってしまった。
今の何だったの??
トントン
「はい?」
振り向いたら
あの人だった。
「どうもっ。」
それから
少し話した。
名前は
真木和音(マキ カズネ)、
虹葉高校の三年生。
碧ヶ丘中学卒業なんだって。
それで私が
碧ヶ丘ってわかったんだあ〜。
って一人で納得。
「サックス上手でしたよ!」
「ありがと、日鞠ちゃんの
オーボエもね。」
「私、先輩のファンになります!」
「ありがと!」
「和音!解散するから集まれって〜!」
「今いく〜!
ごめん、呼ばれたからいくね?」
「あ、はい。じゃあまた。」
「連絡するから!」
そう言い残して
走り去ってしまった。