恋に恋した5秒前
「うん。だけどあった」
「なにそれ。」
うん、京平の言う通り、何それ。
「もしかして…それ応援部員着てたりして…」
「京平、やめてくれよ」
恋もサーッと血の気が引き、チアの衣装を軽くつまんだ。
「これあの人たちが着てたの…?」
すると応援部員が横を通る。
「うわーんれんちゃん、オレ想像しちゃった、あいつらのチアガール。」
「言わないで言わないで、あたしも想像してしまう」
二人はそう言っていたけど、
ん?
待て待て。
「応援部の奴ら、そんな小さい衣装着れない」
「「ほんとだ!!」」
「そうそう」
「はあ、よかった〜」
胸を撫で下ろし、衣装をぎゅっと抱く恋。
先輩達に呼ばれ、離れようとすると
がんばってね、そう恋は言って僕の手を握った。
「…わ」
手を開くと、銀紙に包まれたチョコレートが乗っていた。