【禁断の恋】赤い嘘【完】
暗闇の中で星矢の温かい腕に包まれ、強く抱き締められた。


一緒に買い物に行き、星矢が初めて作ってくれたハンバーグ。


二人きりの晩餐。


からかわれ、ソファーに押し倒され胸を高鳴らせた。

乱暴されそうになった私を助けてくれた。


そこで呟いた言葉………


『何で姫華が……俺の妹なんだよ』


弱々しい星矢を見たのはこの時が初めてだった。
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