【禁断の恋】赤い嘘【完】
「一週間ありがとう。家の事大変だった?」


「……うん」


「何か姫華、最近元気ないわね?」


「そう?」


心配そうな母にわざとらしく微笑む。


星矢とは以前のような関係に戻っただけなのに。


それなに、星矢の温もりを覚えてしまった今この状況は耐えがたいものだった。
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