【禁断の恋】赤い嘘【完】
その意地悪そうな表情を見るたびに私の胸は未だにドキドキと高鳴る。


「姫華、愛してる」


「私も……」


抱き締められキスをされ、すぐに私は星矢のペースに引き込まれてしまう。


星矢、これからも一緒に生きて行こう。


誰にも言えない秘密を抱えて。


私は星矢がいてくれればそれでいい。


この生活がいつまで続くかは分からない。


大学を卒業した後、離れ離れになるかもしれない。


でも私達は兄妹という絆以上に愛という絆で結ばれている。

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