【禁断の恋】赤い嘘【完】
「とりあえずこのお財布に入っているお金をやりくりして生活して?
もし足りなかったら引き出しの中にある封筒を……」

「はいはい。一週間家の事やるかわりに、来月のお小遣い上げてよね」


「もう!姫華は調子いいんだから」


唇を尖らせながらも母は頷き、『星矢に伝えておいてね?』と一言残し、大量の荷物を抱えタクシーに乗り込んだ。
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