【禁断の恋】赤い嘘【完】
「つーか一週間母さん達いないし分担決めねぇ?」


「分担?」


「あぁ。料理、洗濯、掃除とか」


「うん。じゃあ、私洗濯ね」


「お前ってそんなに洗濯好きだったの?」


即答する私に、星矢は怪訝そうな表情を浮かべているに違いない。


「うん。だから、私が洗濯を担当するね」


……本当は洗濯が好きなんかじゃない。


正直、掃除も洗濯も炊事も好きではない。


ただ星矢に自分の下着を洗濯されることに抵抗があった。


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