【禁断の恋】赤い嘘【完】
程よく日焼けした腕は、適度に筋肉が付き昔の星矢からは想像できないほどだった。


茶色く染めたサラサラの髪は女である私ですら羨ましい。


「何ジロジロ見てんだよ。やりずらい」


手に大量の泡を付けた星矢は私を横目でチラッと睨む。


「あ……ごめん。私お風呂入ってくる!」


慌ててキッチンのドアを開け廊下に飛び出した私の胸は、自分でも驚くほどドキドキと高鳴っていた。
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