運命の恋
紙に描かれていたのは、美しいドレスの絵だった。
「あなたに見せたくて」
そう言いながら優しく微笑むアラン。
――ドキン…
ロアの胸が高鳴った。
淡い青と白を基調としたドレス…
綺麗、素直にロアはそう思った。
きっと、普通の女の子だったら誰もが憧れるような美しい物だった。
でも…
無意識にドレスの原画を掴もうとしていた手がピクリと動く。
「…こんなもの…私には必要ないから…」
胸が苦しい…
今までにないくらいに胸がキリキリと痛むのを感じながら、ロアは顔を背けた。