丸腰デパート・イケメン保安課
どういう意味?

私は栗田さんを見つめた。


「保安課が無くなっても俺達の関係は変わらないでしょ?今までと同じ仲間っしょ?保安課に来る前に戻るだけで、不都合は無いはずっすよ?保安課はあくまでも会長への体裁を取り繕うものだし。保安課って場所に主任がこだわる理由がわかんないんっすよ」


「確かにそうだな。会長に従うくらいなら、東は保安課廃設を受けて立つだろう。そういう奴だ」

「僕達、給料欲しくて居た訳じゃないし、仲間が集まる場所の一つだったってだけだよね?」

「そうだ、僕もそこが理解できない。笙はなぜ会長に従ってまで保安課を残そうとしているのか…」


「………………」


主任が保安課をなぜ残そうとしているのか…。

私、今気付いたよ。

そうか…主任……そうなんだね。
だから、あんな質問してきたんだ……。

何やってんのよ、主任!


「私の……せいかも」


え?っていうみんなの驚いた顔…。

「元旦、主任に公園で聞かれたんです…保安課が好きか?…って」
「笙が?」

家紋さんの質問。

「私…大好きって答えて……」

だから主任…あんな質問してきたのかもしれない。

会長と会って話した日に。
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