愛してると言えなくて…




それから
俺たちは会わなくなった


尚には時々あって
時々キスした


唇を離すと尚は少し切ない顔で俺を見ていた

俺はその顔を見てみぬ振りして
尚の舌を絡めた


そして


秋が過ぎて


冬が来て


冬が去って


またこの寂しくなる


春が来る前に


また…


いやな話が舞い込んだ




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