愛してると言えなくて…





「あったし…何泣いてんだろ…」


「尚ちゃん…。」


「もうこんな時間…学校行かなきゃ」


「尚ちゃ…」


祖母がそういうまでに尚は家を出ていた


いつもの通学路…


悠吾との待ち合わせ場所…


そこには悠吾はいなくて…


「純君…」


私と同じ学校の制服を着てて…


「行こう。」


純が尚の手をつかんだ





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