小悪魔な幼なじみ

おまけ Side先生






◆先生目線◆



「へへっ

どうします?秋平先輩!」


「あ?なんだよ?」


「何不機嫌になってんすかー!」


酔っぱらっている浩介はケラケラと大笑い。



「別に不機嫌になってねーよ」


「ウソだぁ!

廉が雫を追いかけてからずっとソワソワしてるじゃないっすかぁ!」


ウ、ウゼェ…


「ソワソワしてねぇーよ!

浩介、ちょっと飲み過ぎだ!」


俺は少し声を荒げ、ビールを飲む。



「朝倉先生、そんなこと言っても誰も誤魔化されませんよ」

と、水谷先生。



「そうだよ、先生。

心配なのは分かるけど、2人とも年頃なんだし、もう少し落ち着いたら?」

なんて零に言われる始末。


だから!!

俺、別にソワソワしてないって!


い、いや…まあ確かに心配してるよ?

零が言うように『年頃』の2人なんだから!


なんかあったらどうすんだ、って話!







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