小悪魔な幼なじみ

露天風呂






「あたし、お風呂行ってくる」


そうあたしが言ったのは豪華な夕ご飯を食べ終わって部屋でくつろいでいたときだった。



「そう?じゃあお母さんも一緒に行こうかな」

と、言って立ち上がろうとしたお母さんにすかさず言う。



「いいよ、1人でゆっくりしたいんだ」


今時間は夜11時。

確か温泉は12時までだった。


だから混んでいた温泉も今なら空いているだろう。

それを狙ってお風呂に行くんだからお母さんがいたら意味がない。



「分かった。

あんまり浸かりすぎてのぼせないようにね」



「温泉から出たら真っ直ぐ戻ってくるんだぞー」


と、お母さんとお父さんに送り出され、部屋を出た。







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