秘密の誘惑
ディーンは萌を見ても何も言わずに仕事をしている。


「・・・・」


とにかくコーヒーを探さなきゃ。


有力なのはこの先のドア。


ドアを恐る恐る開けると小さな使い勝手の良さそうなキッチンがあった。


良かった♪


そう思ったのもつかの間で目の前の機会に萌は唖然となった。



「これって・・・?エスプレッソマシーン?」


初めて見る機械に触るのも怖い。


マシーンの隅に取扱説明書が置かれていた。


良かった♪これでなんとか・・・。


普通にコーヒーを入れるのは問題ない萌だが、あいにく日菜と違って料理は得意ではない。


コーヒーもただ入れるだけでおいしいと言われた事はない。



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