秘密の誘惑

沈む気持ち

「裕美」


部屋に入って来たディーンが萌の隣に立つ。



「私たちの事は詮索しないでくれないか?君は優秀な秘書だろう?」



「ディーン・・・」


裕美が呟く。


裕美が傷ついた表情になったのを萌は見てしまった。


裕美さんもディーンの事が好きなんだ。



「わかったね?裕美」



ディーンはそう言うと返事を待たずに部屋を出て行った。



次の瞬間、きまずい雰囲気が部屋に流れた。



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