秘密の誘惑
タマラは遠くからディーンと萌を見ていた。



彼女はただの秘書のようにも見えるが、女性特有の感でディーンはあの秘書が好きなんだと感じた。



タマラとはまったく違うタイプね。



だから惹かれているのかも知れない。



萌の左指に視線を移し指輪を確認する。



左手にも右手にも指輪はなかった。



まだ2人は恋人同士ではないんだわ。



ダイアンはバッグから携帯電話を取り出してメールを打ち始めた。



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