秘密の誘惑
ディーンは萌に近づいた。


目の前に立つとやはり萌の顔色が悪い。



「どこか具合でも悪いのか?」



「いいえ そんな事ないです」



「パーティーが終わったら部屋に来てくれないか?話がある」



その話が仕事なのかプライベートなのか聞くのがためらわれた。



仕事ならば明日にして欲しいと思ったし、プライベート・・・今後の事ならば体調の良い時に聞きたいと思った。



「あの・・・」



「なんだ?」


「いえ・・・分かりました」



萌は頭を軽く下げるとディーンの側を離れた。


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