秘密の誘惑

抱きしめて

病室にパソコンを持ち込み仕事をしているディーンにカーティスは苦虫を噛み潰した顔で見ていた。



「お前のせいなんだ 何も言うなよ?」



カーティスの気持ちが分かるディーンは書類から顔を上げずに言う。



「・・・・・・はい」



そこへ看護師が点滴を代えにやって来た。



ディーンに頭を下げると真っ直ぐベッドに向かう。



点滴スタンドに点滴をかけた時、萌の目蓋がゆっくり開いた。



虚ろな瞳でぐるっと辺りを見渡し、ブロンドの看護師に視線が止る。



「お目覚めになられましたか」



萌が目覚めると看護師がにっこりと笑顔で言った。



その声にディーンは立ち上がり、ベッドに駆け寄る。



「萌!」



「ディー・・・ン・・・」



あたし・・・・・?あっ!



記憶が走馬灯のように思い出された。



その途端、胃に痛みが走り萌の顔が歪んだ。




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