秘密の誘惑
「須山製薬の須山と申しますが企画営業部の及川部長をお願いしたいのですが」
メガネをかけたその男性は柔らかい口調で萌に言った。
「はい かしこまりました ただいま連絡いたしますので少々お待ちくださいませ」
萌は営業用の笑みを浮かべ受話器を手にした。
及川部長は部屋にいて上がってもらうように言われた。
萌はそう案内すると須山はにっこり「ありがとう」と言ってエレベーターホールへ向かった。
「ちょっと!今の人、須山製薬の須山さんよね?」
恭子が萌の隣に来て聞く。
「はい そのようです」
「雑誌どおりにカッコいいわね 彼と結婚したら玉の輿よね」
雑誌?玉の輿?
萌は小首を傾げた。
メガネをかけたその男性は柔らかい口調で萌に言った。
「はい かしこまりました ただいま連絡いたしますので少々お待ちくださいませ」
萌は営業用の笑みを浮かべ受話器を手にした。
及川部長は部屋にいて上がってもらうように言われた。
萌はそう案内すると須山はにっこり「ありがとう」と言ってエレベーターホールへ向かった。
「ちょっと!今の人、須山製薬の須山さんよね?」
恭子が萌の隣に来て聞く。
「はい そのようです」
「雑誌どおりにカッコいいわね 彼と結婚したら玉の輿よね」
雑誌?玉の輿?
萌は小首を傾げた。