秘密の誘惑

ドキドキ

「ディーンはこの部屋の隣よ そこのドアから入って それとノートを持っていきなさい 速記は出来るわね?」


「出来ません」


秘書の仕事の勉強をした事がないので速記は出来ない。



萌のきっぱりとした言い方に裕美は笑った。



「いいわ 早く行って 呼ばれた時はノックしなくていいわ」


「はい」


萌は言われたようにドアを開けた。





「萌」


ディーンは机に寄りかかり萌を待っていた。


「支社長・・・」


萌の戸惑った顔を見てディーンの口元に笑みが浮かんだ。


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