【詩集】私の言葉、私のカケラ
桜と君
散るのは切ないから散らないで

そう言った僕に君は言った

「私は舞い散る桜が1番好き」

僕はよく解らなかった

舞い散れば 終わってしまうのに

満開の桜が僕は好きだった

「他に好きな人ができたの」

やっぱり 散りゆく桜

儚くて 切なくて悲しいよ…

僕は君から逃げた

自分から逃げ出した

変わってしまった二人

結局僕はただの弱虫だった

傷付けられるくらいなら

傷付ける

そんな僕だから

君は僕から消えてしまったのかな
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