恋愛勝負
~Love★Game~
考える前に動いてた。
気づいたときには先輩を抱きしめていた。
「な、奈緒?急にどうし「笑わないで」
少し低い声で先輩の言葉を遮った。
「悲しいときに無理して笑ったりなんかしないで下さい…っ」
苦しそうに、辛そうに、先輩は笑ってた。
冗談みたいに言ってても、きっとそんな事はない。
瞳の奥に涙を溜めて堪えてるみたいで。
「あははっ…何で分かってまうんかなぁ…」
涙声。
「分かりますよ、関西代表変態バカ会長様?」
直の真似して笑ってみせた。
こみ上げる涙を必死で堪えた。
本当に泣きたいのは、あたしじゃないから…
泣くな、奈緒…っ