名探偵たかまる
「遅れてスマンスマン。で、どんな感じだ?」
警察手帳を口に銜え
白い手袋を手にはめながら
現場鑑識に尋ねる警部。
『警部、どうやら銃ですね。』
「銃か・・日本も物騒な世の中になったなぁ。」
『まったくですね。・・これが現場に落ちていた弾劾です。』
鑑識、ビニールに入れてある弾劾を警部に手渡す。
「ほぉ。20mm口径か。」
『ここ最近、よく現場で見かけるタイプですね。』
「うーん・・・よし、コレを鑑識に回してくれ。」
『私が鑑識です。』
「あ・・・。」
『・・・。』
「自分に言ったんだよ」
『え?』
「自分自信に"鑑識に回してくれ"って言ったんだよ」
『??』
「で、自分自身に言った通りにお前に渡したんだよ。」
『なるほど。』