FREE BIRD
利恩と別れ、学校に戻っている
最中だった。空襲を知らせる、
サイレンが鳴り響いた。
「警報、警報!!直ちに地下避難
施設へ避難して下さい!」
スピーカーからアナウンスと
共にけたたましいサイレン音が
鳴っている。
避難経路を辿り、人の流れに
沿って進んでいく。
少しの間、外の空気に触れる為
眼鏡をしなければならない。
「真!!」男の声がし、見れば、
小さな男の子が地面の窪みに
足を引っ掛けてしまい、身動き
が取れなくなっていた。
避難施設の入口で男の子の両親
は職員に止められていた。
男の子から少し離れた場所に
殺人兵器の姿があり、戦闘機も
近づいていた。
「真ちゃん!」母親の悲鳴が
響いた。
「有夢!!」考えるよりも先に
体が動いていた。男の子を抱え、
岩の影に隠れた。
さっきまで男の子がいた場所は
殺人兵器によって、深い穴が
開けられた。
岩影に隠れる2人は気づかず、
殺人兵器はどこかへ行き、有夢
はその姿を見つめた。
最中だった。空襲を知らせる、
サイレンが鳴り響いた。
「警報、警報!!直ちに地下避難
施設へ避難して下さい!」
スピーカーからアナウンスと
共にけたたましいサイレン音が
鳴っている。
避難経路を辿り、人の流れに
沿って進んでいく。
少しの間、外の空気に触れる為
眼鏡をしなければならない。
「真!!」男の声がし、見れば、
小さな男の子が地面の窪みに
足を引っ掛けてしまい、身動き
が取れなくなっていた。
避難施設の入口で男の子の両親
は職員に止められていた。
男の子から少し離れた場所に
殺人兵器の姿があり、戦闘機も
近づいていた。
「真ちゃん!」母親の悲鳴が
響いた。
「有夢!!」考えるよりも先に
体が動いていた。男の子を抱え、
岩の影に隠れた。
さっきまで男の子がいた場所は
殺人兵器によって、深い穴が
開けられた。
岩影に隠れる2人は気づかず、
殺人兵器はどこかへ行き、有夢
はその姿を見つめた。