琥珀色Buono!
かなりの大声でリス耳猫耳ちくわ耳と叫んだのだ。
メッサーさんはしばらく震えたあと固まったままパタりと倒れた。
「頭グワングワンだぜ。お前・・・、実の兄にこんなプレイするか・・・?フツー。」
「フツーならしませんわよ。でも相手が兄さんならやる。ってだけでしてよ。」
そ、そーなんだ。
「おぼえてろよ。絶対あとでキックしてやっかんな。」
「いつもみたいに返り討ちにしますわよ。」
この兄妹はいつもこんな会話してるんだ。とにかくこのドアの向うに悪い魔女がいるんだよね。

ガッチャッ

「まってたよ。」
悪い魔女。は真っ黒いローブで顔を隠してて誰だかわかんない。けど長い黒髪っぽいや。
「ねぇみんな。あの声って・・・。」
「だよなー。あの花澤香菜っぽい声はなぁ。」
ちょっとサラ?みんな?
「じゃあまぁここまできたんだし素顔見せてくださる?私たちの知ってる顔かと思いますけど。」
「うん。見せたげんね。」
バサッ

!!!あの顔は・・・私!?ドッペルゲンガー!?
「なぁおい、何でちるみがもう1人いんだ?」
「私が知る訳ありませんわよ。」
「あれって何で?」
あたりに走る動揺、私だってビックリ。だって目の前に私がいるんだよ?
「ビックリなようね。ちるみってゆーかもう1人の私。」
「そ、そりゃビックリだよ。だって悪い魔女が私とかどう考えたってありえないし。でも教えてよ。何でこんなことを?」
「あ~たぶんアレだよ。」
「ルフ?知ってるの?」
ルフはフフンとメガネを光らせ琥珀色のツインテールをバサッと翻しながら言う。
「そりゃあホラ、ちるみはDからFぐらいだけどあっちのちるみはBぐらいだから、そこにムカついてこんなことしたんだよ。」
「マ、マジか!?」
「そーとしか考えらんないよ。」
「そーかよ。つーかよぉ、Dはねーだろ。ちるみの場合EからFだろ。あのチョモランマはよぉ。」
「あ、やっぱりぃ?私もDはないかって一瞬思ったよ。」
まったく(怒)ルフとメッサーさんは・・・(怒)何でこんな・・・てゆーか作者も私の胸の厚みをネタにしすぎ!
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