COLORS【桃】出撃☆恋愛応援団
「合格ってどういうことなんだ?」
さっき言われたばかりの言葉を質問としてぶつけてみた。
「……確率の問題ってとこかしらね。告白を応援するって言っても、誰でもいいわけじゃないのよ。依頼者にもある程度のルックスは必要不可欠。そうでなければ私たちの実績に泥を塗ることになるでしょ」
少女は牛乳パックにストローを注すと静かにそれを吸った。
一応だけど『合格』の印を押された俺はルックスは認められたってことなんだよな……。
喜んでいいのか、それとも──、
「そこのノートにクラスと名前書いてよね」
無造作に机の上に置かれていたA罫大学のノート。
表紙には『ミッション☆Vol.7』と書かれている。
単純に考えてこのノートは七冊目なわけで。
「はい……」
俺は言われるがままに近くに転がっていたボールペンを手に取った。
一頁に約二十人。三十頁あるから……一冊で大体、六百人。ってことは七冊目だからざっと見積もっても四千人弱ってとこか。
「一年A組、栗林恭介(くりばやしきょうすけ)……。あなた外部生ね」
おい、今さっき会ったばかりなのに呼び捨てはないだろ。
「確かに中学は家の近くの区立だけど」
「私は一年C組、百瀬御影(ももせみかげ)。中等部からココにいるの!よろしくね!」
まだ見ぬメンバーも気になるところではあるが、とりあえずってことで俺は彼女と握手を交わしたのだった。
さっき言われたばかりの言葉を質問としてぶつけてみた。
「……確率の問題ってとこかしらね。告白を応援するって言っても、誰でもいいわけじゃないのよ。依頼者にもある程度のルックスは必要不可欠。そうでなければ私たちの実績に泥を塗ることになるでしょ」
少女は牛乳パックにストローを注すと静かにそれを吸った。
一応だけど『合格』の印を押された俺はルックスは認められたってことなんだよな……。
喜んでいいのか、それとも──、
「そこのノートにクラスと名前書いてよね」
無造作に机の上に置かれていたA罫大学のノート。
表紙には『ミッション☆Vol.7』と書かれている。
単純に考えてこのノートは七冊目なわけで。
「はい……」
俺は言われるがままに近くに転がっていたボールペンを手に取った。
一頁に約二十人。三十頁あるから……一冊で大体、六百人。ってことは七冊目だからざっと見積もっても四千人弱ってとこか。
「一年A組、栗林恭介(くりばやしきょうすけ)……。あなた外部生ね」
おい、今さっき会ったばかりなのに呼び捨てはないだろ。
「確かに中学は家の近くの区立だけど」
「私は一年C組、百瀬御影(ももせみかげ)。中等部からココにいるの!よろしくね!」
まだ見ぬメンバーも気になるところではあるが、とりあえずってことで俺は彼女と握手を交わしたのだった。