甘い夏 煙草の匂い
「はぁ…あっ…」
「真那…」
真那が悶える度に、ベッドがギシギシと軋む。
服を脱がす時に、真那の強い希望で部屋を暗くしたが…それが逆にエロい。
視覚がない分、他の感覚で真那を求める。
一糸纏わぬ真那の体を、まず触覚で確かめる。
「あっ…や…」
そして、聴覚。
「カワイイ…もっと声出して…?」
「や…んっ!…そんな…」
「大丈夫…この部屋、防音になってるから…」
「え…?…ああっ!あっ…!」
胸の敏感な部分を口に含んだだけで、イきそうな声をあげる。
「待っ…あっ…上杉さっ…」
「あ…また言ったな?」
「はぁ…あ…」
「はい、お仕置き。今度はココに…」
「やっ…」
真那の肌に唇を寄せ、強く吸い上げる。
先程から名前で呼ばないと、お仕置きとして真那にキスマークをつけまくっている。
「も…もぉ…」
「真那が悪いんだろ?」
キスマークをつけた部分を手で押さえ、拗ねて見せる。
「…ほぅ、まだそんな余裕あるんだ?」