願い星






「戸河…?」


心配そうな声を出した蓮条。


「え?」





気付けば、あたしは泣いていた。




「ごめん、なんか…」

申し訳なさそうに謝る蓮条が面白い。






「なんで蓮条が謝んの。」


あたしは泣きながら笑って蓮条に言った。




「…大丈夫ならいいけど。」

少しムスッとして、蓮条が空を見上げた。








なんか…
かわいいかも。




こんなこと言ったら、蓮条絶対怒っちゃいそうだけど。






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