野球部キャッチャーの君
「ねぇ、杉山君!」

「なに??」

「この子知ってる?」


そう言われて無理矢理紹介された。


「うん、知ってるよ!同じクラスの子でしょ?」



そう聞いた瞬間嬉しかった。


自分の名前を覚えててくれたなんて・・。


「そう!!で、この子がアドレス教えてもらいたいんだって!」

「えっ!?そんなこと言ってないよ!」



私は杉山君に聞こえないように小さな声で沙織に言った。



「あぁ、いいよ!」


えっ!?

・・・簡単に教えてくれた・・


「じゃあ赤外線で!!ほら千里!!携帯!!」

「あっ、、」


私は急いで携帯を出した。
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