草食系部下と私様上司
「いいわよ。
あなた、今日の主賓なんだから、行かなくてどうするの?」

「別に、俺一人位、消えてても分かんないですよ。
さっ、行きましょう。」


上川さんの右腕を掴んだ。


「悪いわね。」


「いえ…。」


外に出ると、心地いい風が吹いていた。

「気持ちいいですね。」


「そうね……。」


ふと夜空を見ると、満天の星が、輝いていた。


「上川さん、家何処ですか?」


「〇×町のハイツ大宮よ。」


「俺ん家と近いんですね。」


「だから?それが何?」


何…って聞かれても……。



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