年下彼氏。*ハツカレ*
chapter.6 キス
「ん・・・」
あ、朝・・・
うっすらと目を開ければ千颯くんの首筋
私は昨日の服のままベッドに横になっていた
千颯くんも家からそのままでの格好で来てくれたのかグレーのスウェットだった
すぐ来てくれたのはすごく嬉しかった
なにも聞かずに抱きしめてくれた
なにも聞かずに一緒のベッドで寝てくれた
もう一度千颯くんに抱きつこうとした瞬間
昨日のままだった服から香水の香り
私は佐竹さんを思い出して嫌だった
だからベッドから降りてすぐにパジャマに着替えた
脱いだ服は洗濯機に投げ入れた
「玲・・・?」
「起きちゃった?」
「うぅん・・・眠い・・・」
ベッドに入ると千颯くんの腕に包まれた