年下彼氏。*ハツカレ*


「はぃぃぃ?」


秘書さんは首を傾げて微笑んでる

至極当然に


「い、今なんて?」

「気配り上手な美人さん、ぜひ秘書検定を受けて下さい」

「ぇっ・・・・」


秘書さんはコーヒーカップをソーサーに置くと、あたしの手を握ってきた


ひぃっ


いきなりの出来事にあたしはピタッと固まった

千颯くんとお兄ちゃん以外に手なんか握られてないから・・・


「ぁ・・・の、」

「あっ!!そうでしたね?!すいません!」


秘書さんはなにやら一人で納得してあたしから手を放した


そうですね?
あたしの心を読んだのかな?

まさかエスパー?




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