日常(崩壊)記録
母親らしき人を見た瞬間、僕は悔しさと、それを凌ぐ嫌悪感を覚えた。




金髪、ピアス、濃いメイク、手には携帯電話、携帯電話には大量のストラップ…。



赤ん坊には目もくれず、携帯電話を忙しく操作している。



産婦人科の前の椅子で、本来電源を切るべき場所で、携帯電話を操作している派手な女性。




僕は少し赤ん坊に可哀想だと、同情の気持ちを抱いてしまった。


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